ストレスが溜まる1番の原因である人間関係ですが、学校、職場、家庭など、どこでも人間関係は付きまとってきます。
私は20代前半に、ストレスのほとんどが人から生じることを理解し、人との接し方さえマスターすれば、ストレスフリーになれると思い試行錯誤しました。
今では人間関係ではストレスはそこまで感じられなくなりました。
今回、そんな多くの人が苦労しているストレスを溜めない人との接し方をご紹介します。
ストレスを溜めない「人との接し方」とは?
人を信用し過ぎない
1つ目は「人を信用し過ぎない」ことです。
少し語弊があるかもしれませんが、あくまでも「信用し過ぎない」ことが重要です。
決して人を信用するな!ということではありません。
全ての人を同様に信用しないということです。
こちらについては、多くの人ができているかと思いますので、流し読みで構いません。
職場やビジネスシーンで関わる人達は、家族や友人ほど相手を知らないし、相手も自分のことを深く知らない状態だと思います。
当然、中には自分の深い悩みを相談できる人も1人、2人はいるとは思います。
その1人や2人は今まで通り付き合えば良いのですが、他大多数の人にその深い悩みを打ち明けられる関係まで高めることは難しいです。
明らかに信用できない人も当然いるでしょう。
皆さんは、なんらかの価値観で信用できる人、そうではない人を少ない情報の中で選別しているのです。
ではどのような価値観で選別しているのか?
それは自分の話を聞いてくれるか、そうではないかでまず選別していると考えられます。
信用できない人の代表格として、なんらかの場で、「ずっと話をしている」、「よく誰かの悪口を言う」、「よく誰かの話題を話す」などが挙げられます。
そういった人に自分の悩みを打ち明けても、他の誰かと話す場のネタにされるかもしれません。
ですが、多くの人がそういった人も信用してしまいネタにされてから、あの人に話さなければ良かったと思うのです。
信用していたのに...とストレスは溜まりますね。
面白い話題があれば、誰にも言わないで...と誰かに話をしてしまいます。
残念ながらそういった方はたくさんいます。
なので、私は、ある程度お互いに自分を理解し合える人にしか悩みや広まっては困る話題は話しません。
信用できない代表格のような人は「こういう人なんだな」として振舞いましょう。
人に期待し過ぎない
次に「人に期待し過ぎてしまう」人は必見です。
具体的に面倒見の良い人や気が遣える人が対象です。
「人に期待し過ぎてしまう」人の特徴として、知らない間に、自分の価値観を相手に押し付けてしまい、結果期待通りのことにならなかった場合にストレスとなってしまうことです。
期待していたのに、結果が伴わないようなことです。
人には人のやり方があるので、結果が伴わないことは仕方がないことです。
しかし、それでストレスを溜めてしまう人は、できるようになるまで期待し過ぎてしまうのです。
自分の価値観を相手に押し付けている状態となります。
どうしてこんなに言っているのにできるようにならないのかと、相手に対して考えることを繰り返すので、相手がそのレベルに到達するまで、その思考は続くわけです。
具体的には部下の成長が自分の思った通りいかない時や、子供がなかなかいうことを聞かないなどあるでしょう。
相手のために、自分は色々やっているのに結果が伴わないことで、ストレスが溜まるわけです。
このような、相手を期待し過ぎてしまいストレスを持ってしまう人は、まじめで、一生懸命な人に多いです。
自分ができないことによるストレスではなく、相手ができるようになるかが問題なので、自己完結ができないことも特徴になります。
人は自分の思う通りにいかないので、過度な期待は辞めましょう。
相手は、自分ではないので、相手に自分の価値観を押し付けて仕方がないです。
良い方向に導けるようアドバイスを行い、間違った方にいきそうな場合、またアドバイスすれば良いのです。
相手が自分の思う方向に向かわなくても、自分が思い悩むことはないのです。
人は各々のペースで成長し、各々価値観があるのです。
まとめると、
・相手に自分の価値観を押し付けないこと
・過度な期待を相手に持たないこと
・相手の成長を見守ること
3点を意識してください。
価値観が全く合わない人とは距離を取る
職場や、学校では価値観が正反対な人もいるでしょう。
私はそんな人がいた場合、深い関係を持ちません。
結局自分自身にとってマイナスでしかないからです。
付き合い方としては、無視するとかではなく、ちょうど良い距離間を取ることです。
挨拶するだけの関係とするや、仕事の場だけの関係とするなど、付き合う範囲を決めておくと良いです。
そのように付き合う範囲を決めておき、守ることで相手もその線から先に入ってくることが減ります。
時間をかけてその距離は明確になります。
仲が良くも悪くもない関係です。
難しいですよね。
初見ではわかりませんので、参加した飲み会などでその人の行為、言動からストレスが生じた場合、2度目は生じないように参加しないなど処置を取ることも致し方ありません。
楽しいはずの会が、つまらない会になっても仕方がないですし。
距離を詰めたくない人がいる会には参加しないことが得策です。
知らない人は気にしない
街を歩き他人の行動を見てストレスを溜める、イライラすることもあると思います。
何も知らない他人に対して、イライラしても仕方がないです。
行き過ぎた行為として、嫌がらせをしてしまうことが無いようにしましょう。
根拠となる法律がないまま、嫌がらせをしてしまったら、あなたが捕まってしまいます。
その相手とあなたの「価値観が異なるだけ」と関わらなければ良いのです。
新型コロナウイルス禍では、自粛ポリスが、浮気騒動では、SESで誹謗中傷が、価値観が異なる何も知らない相手に対して攻撃しても仕方がないのです。
自分が自粛しているのに、なぜこの人はマスクもせずウロウロしているのか。
そんなこと思わなくて良いのです。
行き過ぎた人はその人に近づき注意する。
関わらなければよいのにわざわざ関わる。
知らない人、特に変わった行動をする人には関わらないのが吉です。
新しく関わる人への人間関係構築のコツ
最後に人間関係構築のコツについて説明します。
前提として、新しく関わる人とさせていただきます。
新しく関わる人は、あなたも相手もお互いに何も知らなに状態です。
この人とは良好な人付き合いを行いたいと思うのであれば、是非試してみてください。
1つ目は「相手を知ろうとする姿勢」が重要です。
つまり、「相手の話をよく聞くこと」です。
人の性質として、まず自分を知ってもらいたいと思う人がほとんどです。
そこで聞く姿勢を持つことで、相手も話せ気分も良くなります。
相手が話をして、自分も話すようなキャッチボールを行うことで、お互いにどういった人間か理解することができます。
まずは「相手を知ろうとする姿勢」から入ってみてください。
2つ目は「謙虚であること」です。
謙虚でなければ、相手の話を聞くこと、相手を理解することができません。
相手の話に反論ばかりしていたら、よい人付き合い、人間関係の構築はできません。
「謙虚であること」を意識するだけで状況は変わります。
是非、「相手を知ろうとする姿勢」、「謙虚であること」を意識し、よい人付き合い、人間関係の構築をして、ビジネスや、何か大きいことに人を巻き込みチャレンジしてください。
まとめ
人付き合いでストレスを溜めてしまう人は多くの場合、自分からその種を撒いていることがほとんどです。
相手を理解せず、自分の価値観を相手に押し付ける。
関わらなくてよいのにわざわざ関わろうとする。
自分以外の人間で価値観が100%合う人間などいないと思うことで、気持ち的に楽になるのではないでしょうか。
人付き合いをうまく行うことで、日常のストレスは大きく軽減することができます。
そもそも、ストレスは人からしか生じないとも言えます。
自分以外の人は「この人はこんな人だから」と思うことで自分のストレスは軽減することが可能です。
相手は相手、自分は自分で人と関わっていきましょう。
その相手と関わりを持ちたい場合は、しかっり相手を知ることから始めましょう。
自分ばかり主張していたらうまくいきません。
相手を知り、自分を知ってもらう姿勢でいることで、新しい人付き合いはうまくいきます。