今回は、コンサル未経験者がコンサルティングファームで転職活動をする際に、鬼門となる面接の術をご紹介します。
私自身コンサルティングファームへの就職面接経験、コンサルティングファームの面接官として経験がありますので、その経験に準じた内容となります。
是非参考にしていただき、コンサルティングファームに転職していただければと思います。
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目次
コンサルティングファーム向け転職面接術
コンサルティングファームの選考について
面接術の前に、コンサルティングファームの選考について簡単にご紹介します。
コンサルティングファーム選考フローは主に以下です。※個人差はあります
■コンサルティングファーム選考フロー
書類選考
書類選考では、ほとんどの場合人事部が担当し、「学歴」、「転職回数」、「職務経歴」などで判断されます。
学歴がそこそこで、前職の職務経歴が募集とマッチしていれば、基本的には通ります。
転職エージェント経由で選考をかけてもらえば、通過率も多少上がります。
1次面接
鬼門の1次面接です。
ほとんど人がこちらでお見送りになります。
反対ににこちらを通過すると先の選考が多少楽になります。
こちらでは自己PRや経歴紹介で、自分の強みや弱み、苦労したことが聞かれます。
また未経験の方の場合は、なぜコンサルなのかはほとんどのケースで聞かれますので、しっかり準備しておきましょう。
2次面接
2次面接では、1次面接の深堀と、ちょっとした変化球の質問をされます。
また、フェルミ推定など、その場の判断力や仮説検証が問われることもあります。
自分の意見を自身を持って言えることができれば、通過できるでしょう。
最終面接
最終面接は、人物確認とこれまでの選考の深堀と将来どうなりたいかなど聞かれます。
案外ここまで来ても、お見送りになることがあるので油断せずに行きましょう!
答えがない質問をしてくる面接官もいます。
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転職面接術を紹介!!
コンサルティングファームの面接官は、求職者がロジカルであるか、主体的であるか、コミュニケーション力があるかを見ています。
ロジカルにありのままを伝えれば、内定がもらえるでしょう。(それが難しい)
難しいテクニックはいりません。
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結論から話しましょう!
結論から話をして根拠・理由、具体例(例えば)で話すようにしましょう。
この順番で話すだけで、ロジカルさが出て、相手にも言いたいことが伝わりやすくなります。
面接官の質問対して、結論のみを答えた後、具体的に教えてくださいとなれば、根拠と具体例を話でも良いでしょう。
1分以内で話をしましょう!
話が長くならないように1分以内で話すようにしましょう。
話が長くなると結局あなたは何が言いたいのかと面接官は思います。
そして面接官が要するに・・・ということですね?と聞き返してきた場合、話が長いことがうかがえます。
相手に要約させないよう、手短に話をしましょう。
もし長くなりそうであれば、前置きとして「話が少々長くなりますが…」と付け加えましょう。
コンサルティングファームで何をしたいかを明確にする
コンサルティングファームに転職して何を実現したいかしっかり考えておきましょう。
異業種からコンサルティングファームに転職する転職理由として多いものは以下2点です。
自己の成長
自己成長が目的でコンサルティングファームに転職する人は多いです。
自己成長を語る際は、自己成長のみの1人よがりな応答にならないようにしましょう。
どうして成長したいのか、成長して弊社や社会にどのような恩恵があるかと面接官は考えます。
会社のため、社会のため、困っている人のため、自分が成長する必要があるなど語れると良いです。
企業の問題や課題を解決したい
企業の問題や課題を解決したいと答える人がいますが、その場合は前職のエピソードが弱いと説得力が無くなります。
なぜなら、前職でやっていることも何らかの問題や課題解決だからです。
前職とコンサルの違いを語れるようにしましょう。
例えばSEだった場合は開発工程として、どうしても設計フェーズからの参画が多く、上流工程に関わり解決策を検討するため、コンサルタントとして仕事がしたいなど、具体的話をしましょう。
その為にはコンサルタントについて詳しく理解しておく必要があると思います。
どうしてコンサルタントなのか答えられるようにする
多くの業種からなぜコンサルタントを選んだかの質問対策です。
前職と選考しているコンサルタントの差をしっかり理解して説明する必要があります。
ほぼ確実に聞かれるので、準備しておきましょう。
私が面接するとき、この質問の出来不出来で決めることもよくあります。
よくある回答としては、それコンサルじゅなくてもできるよね?ってなる回答が多いです。
あなたの思うコンサルならではの回答ができればいいのです。
即座に正直に答える
知らないものやできないものに対して回答に迷うこともあるでしょう。
そういった質問に対しては「正直且つ即座」に答えましょう。
例えば、「英語ができますか」について回答を迷う人がいます。
できるかできないか正直に即座に答えましょう。
結論から英語はできませんでいいのです。
例:「英語はできませんが、現在勉強中です」
成功体験・苦労したこと
自己PRには成功体験もしくは、苦労した経験を具体的なエピソードを交えて説明できるようにしましょう。
背景(問題解決前の状況) ⇒ あなたがやったこと ⇒ 結果どうなったのか を話しましょう。
話せるような成功体験や苦労した経験がない場合でも問題ありません。
エピソードに大小もないので、小さい成功体験でも問題ありません。
面接官は成功体験よりもプロセスを求めています。
キャリアプラン
5年後や10年後どうありたいか聞かれます。
具体的なキャリアビジョンを決めておきましょう。
職位などの変化ではなく、プロジェクトとしてどういった立場で何ができるようになっているか説明しましょう。
目標を持って仕事をしてきたのか判断する際に聞きます。
フェルミ推定
ケース面接としてフェルミ推定を取り入れているコンサルティングファームもあります。
「論理力」を見ており、導き出された推定の結果があっているか、近いかは見ていません。
こちらはある程度トレーニングしなければ、できないでしょう。
面接官は曖昧な出題をする場合もあるので、前提条件はどうなってるのか、疑問に思ったことは最初に質問しておきましょう。
質問しないで検討違いの論理構築をしないためです。
質問することもコンサルタントには重要なのです。
なんだかんだ準備が重要です!
コンサルティングファームの面接に関わらず、就職活動、転職活動で、最も重要なことは「準備」です。
各面接で何を聞かれてもよいように準備しておくと良いでしょう。
結構大変ですがねw
コンサルの仕事でも1番労力と時間を割くのが準備です。
コンサルの演習として是非、準備をしてください。
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