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コンサルタントの目指すべきゴールとは何か? 

今や人気の職種となったコンサルタントですが、コンサルタントの定義がよくわからない状態になっていると感じませんか?

最近では、コンサルタント=高級派遣と言われています。

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コンサルタントは本来、専門知識をもとに、顧客の課題解決や事業戦略を練ることが目的です。

では、そのようなコンサルタントの目指すべきゴールは何なのか?

今回は、コンサルタントの目指すゴールについて解説します。

コンサルタントの目指すべきゴールとは何か?

コンサルタントのゴールは何でしょうか?

課題を解決すること、事業戦略を確立することなどと思う方もいるでしょう。

それも間違いではないと思いますが、私の考えるコンサルタントのゴールは、最終的にコンサルタントがいらなくなることだと考えます。

もっと簡単にいうと、企業はコンサルタントがいなくても、支障なく業務や戦略を確立することができるようになることです。

経営者としてもコンサルタントの力を借りずに、企業内ですべてが行える状態を目指したいと思っているでしょう。

その過程として、今はコンサルタントを呼び、専門的なスキルを自社の社員が吸収できるようにしている期間だと考えられます。

なので、コンサルタントとしても、プロジェクトが終わるまでに、顧客先社員が自分の代わりをできるように教育する必要があります。

サービスを提供しただけでは、付加価値を提供したことにはなりません。

なので、自分たちコンサルタントがいなくても、企業は大丈夫なように顧客先社員に影響を与えてほしいと私は考えます。

そういった意味で、コンサルタントのゴールは、支援したその企業では、コンサルタントがいらなくなることを目指すとしました。

もし、本当にそれを目指したらコンサルタントが必要なくなるのでは?と思う方もいるでしょう。

しかし、それが進んでもコンサルタントが必要なくなることはないです。

それは、コンサルティングファームも新しい技術や戦略に常にアンテナを張り、新しいニーズにすぐ対応できるよう準備しているからです。

今の大手コンサルティングファームはそういてこれまで拡大を行ってきました。

今後もそうしていくでしょう。

それは、コンサルタント個人としても同様です。

アンテナを持ち常に自分自身をアップデートしなければなりません。

アップデートせず、過去の実績に捕らわれている人は必要なくなるかもしれません。

皆さんも自分自身のアップデートを行い、自分たちがいなくなっても顧客先は問題がないようにコンサルティングを行ってください。

そのようなゴールを設定することで、付加価値を提供でき、顧客の評価も上がるでしょう。

ゴールを設定したコンサルタントの動き

前項で説明した「コンサルタントがいらなくなること」をゴールに設定したコンサルタントはどのような動きをするのか説明します。

顧客と共に問題解決を行う

顧客共に問題解決を行うことです。

コンサルタントが問題解決を行うのではなく、顧客自身が問題解決を行えるようにコンサルタントは支援をすることです。

コンサルタントが舵を握り問題解決を行うことが多く、顧客先の社員は、ヒアリングや意思決定の際、その問題解決に関わるのが一般的です。

そうではなく、顧客先の社員が舵を握り、コンサルタントはプロジェクトが成功するように導きます。

では、何をするのか?

コンサルタントは何をしたか、常に顧客に共有することです。

つまり、自分たちはこれこれをしましたと顧客先に共有するようにします。

なぜその結論にたどり着いたのか、プロセスや考え方も共有することで、顧客先社員もその考え方が使えるように教育します。

名目上は、業務報告になります。

そのように、コンサルタントはしたことを共有することで、顧客社員も得ることがあるわけです。

コンサルタントだけでプロジェクトを進めるのではなく、顧客社員もプロジェクトに関わるよう取り計らうのが、ゴールを設定したコンサルタントの特徴となります。

常に、顧客に向き合い、共に何かをしようと考えることが大切です。

コンサルタントを目指す人へ

コンサルタントは責任感とプロ意識が必要とされます。

そして、企業の経営や問題解決を行うことができる楽しさもあります。

顧客に寄り添い、顧客と同じ目線と、広い視野持ち、自信のアップデートを怠らなければ、大概の問題は解決することができます。

業務量と責任感からただ稼ぎたい人にとっては割りに合いません。

真剣に顧客の問題を解決したいと思える方に、コンサルタントを目指してもらいたいです。

最後に、コンサルタントの目指すべきゴールは、「顧客先でコンサルタントがいらなくなること」です。

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